足首の捻挫予防、後遺症をサポート│豊島区の池袋整体ゆっくり
2019年 4月
こんにちは
豊島区にある池袋整体ゆっくりのまつもとです。
治ったと思っている昔の怪我や捻挫。
いまの身体の症状につながっていることがありますよという内容です。
捻挫とは
【症状】
レントゲンで異常があるものの代表が、骨折や脱臼。
異常ないものが捻挫です。
関節に力が加わることで、靭帯が伸ばされたりダメージがでる怪我のこと。
わりと経験ある人が多いです。
痛み、腫れが少ないもの。
歩けないようなダメージの大きなものまで程度はさまざま。
おかしいな?と感じても軽症だとそのままにしてしまう場合もあります。
病院に行くべきか迷うかもしれませんが、整形外科を受診するのが安心です。
セルフケアとしてはRICE(ライス)処置が有名。
知っておくと有効なものです。
【注意点】
- 歩けるけど痛いくらいのときに無理をすると長引くことがあります
- 痛い部分をもみほぐしで解消しようとすると、悪化する場合があります
- 靭帯損傷の程度によっては、完全に元通りとはならない場合があります
先日ご新規のお客様とのやりとりでのこと。
足首の動きや状態に明らかな左右差がみられます。
「こっちの足首捻挫したり、ケガなどしたことありませんか?」と声をかけました。
「なんでわかったんですか?」
「実は〇年前に捻挫して、整形外科行かずにそのままにしちゃいました」とのこと。
今まで行った整体院などではそのことは聞かれなかったようです。
この方の1番気になっている症状と昔の捻挫の関係の状態。
数値化は難しいですが、足首の状態をみる限りでは影響はあると思われます。
『アナトミー・トレイン第2版ー徒手運動療法のための筋筋膜経線』より引用
筋膜のつながりを表現したものに「アナトミートレイン」があります。
身体の背面の筋膜は、足裏からはじまりアキレス腱をとおってふくらはぎへ。
さらにハムストリングスから骨盤、背中から頭に向かいます。
身体の土台となる足。
ここは膝痛や脛の痛みだけでなく、股関節や腰、背中、肩や首へと影響を与える部位です。
捻挫のあとで腫れがおさまり、痛みも和らぐ。
それで治ったと思いやすいですが、元通りとはいかない場合もあります。
骨をつなぎとめて関節を安定させる働きの靭帯。
これが伸ばされると、関節はグラグラとゆるくなるため不安定に。
足にある小さな骨(足根骨)やカカトの骨(踵骨)のバランスが崩れて固まります。
わずかに動くところが動かなくなる不具合が出ることも。
怪我したことを頭では忘れます。
しかし衝撃やバランスの崩れは、時間が経っても身体に残ることがあります。
自転車に例えてみます。
走っていてガードレールに前輪を強くぶつけたとき。
タイヤはパンクしなくても、ハンドルが微妙に曲がることがあります。
ブレーキパッド(ブレーキをかけるための部品)も同じ。
ぶつける前と同じではありません。
そこでプロに修理をしてもらえば、元通りに近い状態に戻れます。
放っておく場合。
はじめにあった違和感がだんだん薄れていきます。
歪みの出た自転車でもバランスを取るのが上手になる。
ぶつける前の自転車と同じように運転できたりします。
良くも悪くも、状態に慣れていけるのが厄介なところ。
しばらくすると前輪をぶつけたことなど忘れていきます。
ふつうに運転できるから自転車に問題がないかといえば、あるのです。
歪みのない自転車と比べたとき。
ハンドルに左右差があると、カーブしやすいほうとしにくいほうが出てきます。
タイヤもよくみると、まっすぐに回転してないことも。
長く乗っていると、肩や腰が重くなる可能性もあります。
乗れるけれど、ベストではないのです。
歪んだ部分を修理するか、買い直すのがベスト。
施術でいうなら捻挫の後遺症の出ている足首部分を整えることにあたります。
放っておいた古傷を調整することで、身体の使い方が変わっていく方を何人もみてきました。
足が動きやすくなることで、バランスの偏りがあった腰や肩がラクになっていく方も同様です。
昔の怪我と侮るなかれ。
その怪我が今の身体につながっていたりするのですから。
それでは今日も平穏な1日でありますように